Visual Studio 2010プロジェクトを git でバージョン管理する

動作環境
Windows 7 Pro x64
Visual Studio 2010 Pro

Visual Studio拡張機能である Git Source Control Provider を利用する。
下記にリンクがあるので詳しくはこちらを見たほうがいい。

Git Source Control Provider - Documentation

環境構築についても詳しく記述されているので、基本的にここを見ればOK。

ただこの拡張機能は Windows用のGitクライアントである Git for Windows が必要になるので注意。

Git for Windows


セットアップ手順としては
・Git for Windows のインストール
・Git Source Control Providerのインストール
・プロジェクトのローカルブランチを作成する(CUIから※)
の流れとなる。

GUIでもできるのかもしれないが、CUIのほうがわかりやすいことも多いので。

Git for Windows のインストール


http://code.google.com/p/msysgit/downloads/list?q=full+installer+official+git

から最新のBeta版をDL。

設定もすべてデフォルトでインストールを進めれば完了。

Git Source Control Providerのインストール


ドキュメントにしたがってインストールすればOK。

ただプロキシ環境だとうまくいかないこともあるので

NuGet Package Manager 拡張機能

から直接exeファイルを落として実行したほうがいい場合もある。

上記2つが完了したらVisual Studioを起動する。
ドキュメントに従い初期設定を忘れずに行う。

プロジェクトのローカルブランチを作成する


既存のプロジェクトを開くか、新規のプロジェクトを作成する。

作成したらプロジェクトエクスプローラからプロジェクトを右クリック。
Create Git Repogitory でレポジトリを作成する。

f:id:tatuas:20121220175807j:plain

作成したら、プロジェクトに黄色い+マークがつくはず。

f:id:tatuas:20121220180241j:plain

あとは、このプロジェクトのマスターブランチを作成する。

プロジェクトを右クリックして
Git (Master) -> Git Bashを選択。

f:id:tatuas:20121220180350j:plain

ターミナルが開く。

f:id:tatuas:20121220181744j:plain

ターミナルから

$ git add .

ですべてのファイルを追加しておく。
(.gitignoreは自動で記述されているのでbinなどは追加されない)

最初のコミットの段階でユーザー情報の入力を求められるのであらかじめ登録しておく。

$ git config --global user.email "自分のメールアドレス"
$ git config --global user.name "自分の名前"

で登録。

登録したら

$ git commit -m "first commit"

でコミット。

コミットできたか確認する。プロジェクトをみると緑のチェックマークがつくはず。

f:id:tatuas:20121220182000j:plain

ターミナルでも確認。

$ git log

これで確認できたらあとは自分でバージョン管理ができるようになる。


なにか新しい機能に挑戦するときや、編集履歴を詳細にとりたいときなどは、gitをつかったほうが安心。